独立を目指すエンジニアが職場を円満に退職するためのポイント

独立してフリーランスになるなど、職場を退職する際にはいろいろと悩みや問題がつきまとうものです。いくら会社に不満を感じていたとしても、円満に退職することが大前提です。そのためにも、会社と「ケンカしない」辞め方が求められます。

まず大事なのは、会社の不満を理由にしないことです。どんなに不満を感じていても、上司に理由を訊かれたときにそれを理由にするべきではありません。あくまでポジティブな理由にするか、あるいはプライベートな理由にしましょう。

もうひとつ円満退職に必要なポイントとして、辞める時期が挙げられます。よく退職関連の情報では、「辞める1ヶ月前には上司に伝えましょう」「直前の意思表示はNG」などと言われています。確かににその通りなのですが、IT業界では長い期間のプロジェクトが推進されることも多く、しかも一人ひとりが専門的なスキルを活かして役割を担当するケースも目立ちます。その途中で一人辞めてしまうだけで、プロジェクト全体に支障をきたしてしまう恐れもあるわけです。そのため、IT業界での退職では次の期がはじまる1ヶ月前に意志を伝えるのがよいとされています。一般の企業では3月、9月が区切れになりますから、この区切れに合わせて辞めるのが理想的で、それもできるだけ早い方がよいでしょう。3月に辞めるなら遅くとも2月に、9月に辞めるなら8月というわけです。

そして引き継ぎをしっかり行い、上司はもちろん、同僚にもこれまで一緒に働いてきた感謝の意を伝えることが大事です。独立した後、またどこかで一緒に仕事をする機会が訪れるかもしれません。そのため、「飛ぶ鳥跡を濁さず」を徹底したうえでの円満退職を目指しましょう。

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