フリーランスとして働くときに必要となる手続き

これまで勤務していた仕事を退職してフリーランスとして働くことにした場合、独立の第一歩としてまずさまざまな手続きが必要になります。この手続をしっかり行っておかなければ、事業をはじめられない、あるいははじめた後に様々なトラブルを抱えてしまうことになりかねないので注意が必要です。

まず基本中の基本は、開業届の提出です。開業届は最寄りの税務署に提出するもので、開業日から1ヶ月以内の提出が求められています。開業後はいろいろと忙しくてなかなか書類の作成や提出の時間を確保できない恐れがあるので、開業前に準備しておきましょう。

それから、国民年金保険料を支払う手続きも大事です。フリーランスになれば国民年金も自分で納付することになりますから、居住地の役場でその手続を行うことになります。その際には年金手帳が必要になるので、退職前に準備しておくとよいでしょう。

年金とともに忘れてはならないのが、保険です。これまでは会社の健康保険や雇用保険、厚生年金保険に加入していたわけですが、独立・フリーランスを機に国民健康保険に加入する形になります。これも、居住地の役場で手続きを行います。なお、退職後から2年間は、前の職場の健康保険に引き続き加入し続けることも可能です。

そしてもう一つ、税金対策の一つとして青色申告承認申請書の提出も重要です。これによって、通常の白色申告よりも節税ができる青色申告での確定申告が可能になります。

こうした必要な手続きをしっかり行ってはじめて、フリーランスとして新たな人生をスタートさせることができるでしょう。

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